あの日、何気なく書いた一文。

──「変わるのは、“今”って決めた瞬間からや」

まさかそれが、誰かの人生を変えるなんて思ってなかった。

ミナミからのそのDMに、震えた。

それからのミナミは、別人のように動き始めた。

──発信って、誰かを“動かす”ことができるんや。

その事実に、俺自身が背中を押された。

ミナミが始めたのは、“伝える力”を鍛える講座。

その背中を、俺は誰より応援したいと思った。

文章が届いたその先で、届ける“仕組み”も必要や。

そこで俺たちは、Bitland AIを取り入れた。

発信の“入口”だけやなく、“出口”まで用意する。それがプロや。

俺は、特別な人間やない。

でも、言葉で人を変えられる人間には、なれた。

──今度は、誰かの“一文”になる番や。